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フェアトレード認証の2つのかたち

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News & Columns お知らせ

当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

まだゆめのつづきの【よくあるご質問】

2025/05/19

フェアトレード認証の2つのかたち

製品を守るFI、組織を支えるWFTO──あなたに合った選び方とは?

いきなりですが、この2つのロゴマークに見覚えがありますか。
ここでは、フェアトレードに関する2つの主要な国際団体、Fairtrade International(FI)WFTO(World Fair Trade Organization)の違いを、簡潔にかつ本質的に説明します。

国際フェアトレードラベル機構(FLO)

主に製品に対して付与されるフェアトレード認証ラベル





世界フェアトレード機構(WFTO)

組織(生産者団体や販売者)が「フェアトレード団体」として認定される

基本の違い:認証のしくみ vs 組織のしくみ

フェアトレードと一口に言っても、その認証のあり方には大きく2つのアプローチがあります。

Fairtrade International(FI)は「製品ごとの認証」、 WFTOは「組織全体の認証」に重点を置いています。

それぞれの仕組みを比較してみましょう。

フェアトレード認証の2大機関 比較図

比較項目 Fairtrade International(FI) WFTO(World Fair Trade Organization)
認証の対象 製品(コーヒー・チョコなど個別に認証) 企業・団体(組織全体の取り組み)
認証マーク 緑と青の「FAIRTRADE」マーク 「WFTO」ロゴ
認証の仕組み 第三者による監査と基準遵守 10のフェアトレード原則を自己評価+外部確認
フォーカス 生産物ごとのフェアな取引と最低価格保証 生産から販売までを含む包括的な仕組み
代表的な対象 農業協同組合、バナナ農園、コーヒー生産者など


まとめてみよう!

例えるなら、Fairtrade International(FI)は有機JASマークのように「製品単位」でラベルがつく認証であり、WFTOは倫理的企業として「組織全体」に信頼を示す認証です。

どちらが優れているというものではなく、目的や活用シーンが異なるだけで、どちらもフェアトレードの推進を目的としています。

 ▶FIは主に大規模流通やスーパーマーケット向けの製品認証として活用
 ▶WFTOは小規模生産者支援やオルタナティブな貿易の場で力を発揮

それぞれの特性を理解することで、私たちもより自分に合ったフェアトレードの選択ができるようになります。