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フィリピン編vol.3 フィリピンのカカオにまつわるエトセトラ

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お知らせ

杉山世子の【海外珈琲紀行】

2019/02/18

フィリピン編vol.3 フィリピンのカカオにまつわるエトセトラ

2019年2月15日~2月20日までフィリピン・ミンダナオ島に来ています。

今回、フィリピン訪問の目的は、カカオ農園の視察だった。

メキシコでも何度かカカオ農園を訪問する計画があったのだが、地理的にも、治安面でも不安があり(片道6時間、周辺に宿泊施設なし、安全面での保証なし)、実現に至らず、今回がわたしにとって、初めてのカカオ農園訪問となった。

訪問を前に、わたしは、カカオについて、ほとんど何も知らないことに気づいた。例えば、ガーナが圧倒的なカカオ生産量を誇っていると感じていたのだが、実際はカカオ生産量の第1位はコートジボワールなんだとか。ほら、何も知らないではないか。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/cacao.html

今回、なぜフィリピンか、ということはさておき、フィリピンでも、更なるカカオ産業の成長を見込み、栽培への取り組みが見直されているとか。
もともと、フィリピンはカカオの栽培に適した自然環境のもと、16世紀後半ごろから大規模な農園でカカオが生産されていた。しかし20世紀後半の法律の改正や、カカオの国際的な価値の低迷、それらによる収益性の低下によって、カカオ栽培が放棄されるようになった。ところが2011年から国政としてカカオ栽培の促進が始まったため、まだまだ生産量自体は多くはないのだが、今後、フィリピン国内のカカオ産業は、もっと盛り上がるであろう気配がムンムンなのだ。今回も、カカオの栽培を本格的にはじめて2年だというカカオ生産者に、熱心な説明を聞く機会があった。これまではココナッツやバナナ栽培をしていたところに、国からの後押しもあり、カカオ栽培をはじめたという。


ところで、帰国時に、空港でフィリピン発のビーントゥバーチョコレートブランド「THEO&PHILO/テオアンドフィロ」をたまたま購入した。こちらは、フィリピン産カカオを中心に、自国で収穫された原材料だけでチョコレートをつくるという、世界でも数少ないファクトリーのひとつだと紹介され、日本でも販売されているようだ。

フィリピンへは、日本からも近く、今後、カカオだけでなく、コーヒーの産地として、注目されないことはないであろう。