2026年10月22日、名城大学ナゴヤドーム前キャンパスで開催された「M4R・国際協力CAFE」に、豆乃木代表の杉山世子が講師として参加しました。
外国語学部・宮下大夢准教授のゼミとJICA中部センターが共催したこのイベント。学生や地域の方々が、食事やコーヒーを楽しみながら、国際協力と自分とのつながりを考える時間になりました。.png)
【「おいしい」から、知ることがはじまる】
当日、会場で提供されたのは、ロヒンギャの伝統的な牛肉カレー「ゴル・グスト・サロン」。日本に暮らす難民の故郷の味を通じて、その背景を知り、支える「Meal for Refugees(M4R)」の取り組みです。
用意された80食は、約1時間半で完売したそうです。.png)
食べたことのない料理を味わう。その料理が生まれた土地や、そこに暮らす人たちのことを知る。遠く感じていた世界の出来事も、食卓を通じて触れることで、自分の暮らしとつながっていきます。
豆乃木からは、ミャンマーのコーヒー「ウエットウォン ハイランド」をお届けしました。ナチュラル製法による果実のような甘い香りを楽しんでいただきながら、杉山自身の経験と、フェアトレードへの思いをお話ししました。
【コーヒーを届け続ける、その先にある関係】
杉山がアフリカでの活動を通じて向き合ったのは、何かを望んでも、置かれた状況によって諦めなければならない現実でした。
帰国後、フェアトレードの活動に関わるなかで選んだのは、自らリスクを引き受け、日本でコーヒーを販売する立場になること。
講演では、生産者との関係について、16年を経てようやく真のパートナーとして認められ、感謝されるようになったという経験もお伝えしました。
買い続けること。売り続けること。そして、生産地の向こうにも、コーヒーを楽しみにしている人がいると伝えていくこと。
豆乃木が大切にしているのは、そうした日々の積み重ねです。
【まだ出会ったことのない人を、想像する】
杉山が今回お伝えした言葉の一つに、「フェアトレードとは、見ず知らずの人や国を“思う”気持ち、そして想像する力」があります。
目の前の一杯は、どんな場所で、どんな人が育てたのだろう。その人は今、どんな暮らしをしているのだろう。
すべてを知ることはできなくても、知ろうとすることはできます。いつもの買い物で、背景に目を向けて選ぶこともできます。そんな身近な行動を、無理なく続けていく。その入り口に、コーヒーがあればと思っています。
【一人ひとりの一歩が、一本の木に】
講演後のワークショップでは、参加者が「国際協力で私にできる一歩」を葉の形の紙に書き、一つの「国際協力の木」をつくりました。
一人ひとりが考えたことを持ち寄ると、一本の木になる。今回の場を企画し、さまざまな人をつないだ学生の皆さんの取り組みも、その一歩だったのだと思います。
豆乃木も、コーヒーを通じて、生産する人と飲む人をつなぐ仕事を続けていきます。
一杯のコーヒーから世界は変わる。
その可能性を、皆さんと一緒に育てていけたらうれしいです。
ご参加くださった皆さま、宮下ゼミの皆さま、JICA中部センターの皆さま、ありがとうございました。
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