2026年5月の株式会社豆乃木は、「組織づくりと未来への投資を進めながら、次の成長に向けた土台を築いた1か月」でした。
業績面では、4月に続いて厳しい状況が続きました。最大の要因は、主力商品の一つであるメキシコ・マヤビニックの欠品による販売機会の損失です。加えて、季節の端境期と重なったことで既存商品の動きも鈍く、売上面では苦戦を強いられました。
また、将来を見据えた人員強化を進めている一方で、売上成長がまだ追いついておらず、経営としては先行投資の色合いが強い月となりました。
しかしその一方で、未来の売上につながる種まきは大きく進みました。
商品面では、リキッドアイスコーヒーの販売を開始。また、ペルー「アルトマヨの森のコーヒー」として、QOROSHA(コロシャ)などの販売を開始しました。さらに東ティモール再入荷準備や、インドネシア新規輸入案件の販売準備も進め、今後のラインナップ強化に向けた基盤づくりを行いました。
輸入面では、インドネシア案件が大きく前進しました。現地パートナーのDaveとのやりとりを積み重ね、合計3,000kgの契約ベースが固まり、各種検査を経てインドネシアを出港。5月末には日本到着目前となり、新たな産地との取り組みが現実のものとなりました。
マヤビニックについても、6月中旬出荷の見通しが立ちました。欠品は続いているものの、再開への道筋が見え始めています。
組織面では大きな変化がありました。6月入社の社員さんの受け入れ準備を進めるとともに、OEM事業の体制を再構築。OEM事業、製造スタッフ、事務スタッフで役割分担を明確にしました。
さらに、以前より試みている「社長不在でも回る組織づくり」を経営課題として掲げ、仕組み化を進める方向性が明確になった月でもありました。
新規事業としては、名古屋市内でのショールーム兼アンテナショップ構想が大きく前進しました。コンセプト設計、収支試算、商品選定、棚貸しモデルの検討、ドリップバッグ定期便構想など、広報兼新たな収益事業化に向けた具体的な準備が進みました。
その他の活動では、ラジオや動画配信を継続するとともに、ラジオ内では杉山自身のここに至るまでの道のりを振り返る「青春シリーズ」や、コーヒーをご利用いただいているお客様を訪ねる「物語のつづきをたどる旅」シリーズを開始。
さらに書籍出版に向けた構想整理も進めました。単なる商品販売ではなく、生産者や地域、人とのつながりを伝える「物語を届ける会社」としての発信を強化できた月だったと感じています。
また5月中旬には、熊本市のフェアトレードタウン15周年、そしてフェアトレード体験ミュージアムの開館のお祝いに駆け付けました。
5月を一言で表すなら、
「売上は苦しかった。しかし、未来の売上を生むための土台づくりが大きく進んだ1か月」
でした。
インドネシア輸入の実現、ショップ構想の具体化、組織再編、新商品の投入。これらはすべて2026年後半の成長につながる重要な取り組みです。
一方で課題も明確です。それは「より広域で認知していただくための広告・宣伝」の方向性がない点、「仕入れたものを売る力(特に初動が遅くなる)点です。
6月は、「作る・仕入れる・準備する」から、「販売する・伝える・売り切る」へ。重心を移しながら、これまで積み上げてきた準備を成果につなげていく1か月にしていきます。

