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【#4 / 2015】 マヤビニックコーヒーのふるさと 

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杉山世子のメキシコ滞在記

2015/02/28

【#4 / 2015】 マヤビニックコーヒーのふるさと

2015年2月、今年もメキシコ滞在記始まりました。

【#4 / 2015】 マヤビニックコーヒーのふるさと

生産者家族とともに

少し時間が空いてしまったのは、少ないながらも、豆を手に入れられる可能性が出てきたことへの安堵感か。簡単に言えば、入試を終えた受験生のように、脱力してしまったのだった。あくまで「結果待ち」。桜咲く春を迎えられるかは、あと一か月くらいで決まるだろう。

というわけで、産地へ連れて行ってもらうのも、実はちょっとした遠足気分。
とはいえ、現場に行くと、そこにはサビ病のリアルな現実があって、途方に暮れてしまうような状況がある。もう2シーズンくらい、青々とした葉をつけたコーヒーの木を見ていない。



マヤビニックの組合に所属する生産者の内の5分の1程度の人が「養蜂」にも関わっている。どの程度の収入になるのかはわからないけれど、はちみつも組合のもうひとつの収入源。すでにアメリカやヨーロッパへの輸出も実現している。コーヒーの木々に囲まれた巣箱から採取される蜜は「コーヒー農園のはちみつ」としてサンクリストバルにあるマヤビニックのカフェテリアでも販売されている。



訪れたときは、コーヒー加工場の脇で、蜜ろう(ビーワックス)のシートを作っていた。何に使うのかと調べてみたところ、このシートから、さまざまな形の蝋燭にすることもできるし、湯せんし、溶かすことで軟膏の基材にもなるようだ。



マヤビニック組合の栽培拠点になっているのは、事務所のあるサンクリストバルから1時間半ほど車でくだったところにあるチアパス州チェナロー区。住民の多くを先住民が占め、90%以上が零細農家である。

コーヒー生産者は「ツォツィル族」。「マヤビニック」というのも、
ツォツィル語で、「マヤの人」という意味になる。彼らの多くはスペイン語を操ることができるが、お互いにツォツィル語で会話をし、女性は民族衣装をまとう(男性も着ている場合がある)。
一言に<メキシコ>と言っても、国土は日本の5倍。アメリカ国境に接する北から、グアテマラ国境に接する南まで、それぞれに特色が異なり、特に南に位置するチアパスの先住民族文化は独特だ。

村に連れて行ってくれたルイスは、「チェナローのタウンで朝ごはんを食べよう」と声をかけてくれたのだが、一番の繁華街であるはずのタウンでさえも、教会を中心に、こじんまりとした商店が並んでいるだけで、戦後の日本の田舎はこんな感じだったのだろうか、と勝手な想像をしてみる。
チェナロー区の入り口にここ数か月の間に建てられた民族衣装をまとった男女のモニュメント。
<人口37,111人・標高1,332メートル>

 
数日前まで、時間に追われて、駆け回っていた日本での生活と、ここにこうしている自分。そして、当たり前だけど、彼ら生産者は、ここで「いま」を生きている。1ヘクタールにも満たない土地で、家族みんなでコーヒーを作りながら。

マヤビニックコーヒーのふるさとに立つと、「いま」という時代の奥行を実感する。

* * *

留守中ももちろん、WEBでお買い求めいただけます。
こちらもぜひよろしくお願いいたします。

www.hagukumuhito.net