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「コーヒー1杯で、現地の人にどのくらいお金がいき渡るの?」と質問する前に考えたいこと

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当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

焙煎翌日便

杉山世子の【ガチ日記】

2020/02/07

「コーヒー1杯で、現地の人にどのくらいお金がいき渡るの?」と質問する前に考えたいこと

豆乃木がグローバルフェアでコアラのマーチを販売する理由を説明します

たまにこんな質問を受けうことがあります。

 

 

「このコーヒー1杯で、現地の人にどのくらいお金がいき渡るのですか」

 

 

私はこう答えます。

 

 

「約8円です。」

 

 

これを聞いて、皆さんどう感じますか?

 

 

え、生産地には8円しか入らないのに、カフェで1杯数百円のコーヒーを飲まされている。

ぼったくりだ!

 

 

 

でしょうか?

 

 

 

それとも、

 

 

 

ま~そんなもんだよね。

 

 

 

でしょうか。

 

 

 

どんな感じ方があってもいいと思うのですが、私はこう言いたいのです。

 

 

「たった8円」だっていいじゃない!と。

 

 

1日2杯コーヒーを飲む人は、

 

1ヶ月で480円は、生産地に届いている。

 

1年で5760円。

 

10年で57,600円。

 

夫婦でコーヒー飲んでいたら 10年で115,200円。

 

 

 

今、コーヒーを飲んでいる多くの人は、10年後もコーヒーを飲んでいると思います。

 

 

だから、それなりに、影響力があるのです。

 

 

(ちなみに、8円はいわゆる売上ですので、そこから経費が差っ引かれて、生産者さんが「使える」お金はそれ以下・・・と言うことです。だとしても、影響していると言えますよね。)

 

今日、私はなぜこんな話をするのかというと、明後日の「はままつグローバルフェア」で、豆乃木はコアラのマーチを販売することにしたのです。ロッテのコアラのマーチ。フェアトレードもへったくれもないのですが、販売することにしました。

 

 

ちょうど、店頭で『オーストラリア森林火災支援金』の募金をつのることにしたので、それにちなんで、売上の一部がコアラ基金に送られるというコアラのマーチを販売しようと決めました。



(詳しくはこちらから→
『はままつグローバルフェア』出店&『オーストラリア森林火災支援金』のお願い
 


すると、スタッフの一人がこう言いました。


「これ1個買ったら、いくらがコアラ基金に渡るんだろう」

 

そう言われると気になって、ホームページを調べましたが、明確に「〇〇円がコアラ基金に行き渡ります」という文言は探せませんでした(あるのかもしれませんが、見つけられなかったのは事実です)。 

 

「豆乃木のホームページにも、コーヒーのいくらが生産者に還元されます、と言う明確な数字は載っていないからね。」

 

と私。

 

単純に、1杯8円、と書いたところで、上のような真意が伝わりにくいと思っているからです。

 

 

「つまり、1箱につき1円、2円っていうレベルなのかな?」

 

 

ちょっとトーンダウンしたスタッフが言いました。

 

 

すかさず、私はこう言いました。

 


「急に今日、1箱買っただけで、コアラを救った気になっちゃいけないんだよ。ただ、どうせお菓子を買うなら、「小枝」や「パイの実」じゃなくって、コアラのマーチを選ぶことで、例えば1円、もしかしたら数銭円がコアラ基金に行き渡る。何もしないよりは自分の気が済むじゃん。その程度のものだとしても。」




自分の支払ったお金が、どこへ行くのか。

そこに敏感になることで、世の中は少し変わってくると思います。

どえらいブラック企業には、本当は1円だって支払いたくはないものです(だからロッテがどえらいブラック企業じゃないことを祈ります。)

 

 

 

かと言って、

 

「“過度の期待”は見当違い」

 

と言うものです。

   

「たった1杯のコーヒーで世界は変わらない」

 

のです。

 

 

 

 

 

 

え、どの口がそんなことを言っているのか?

 

 

豆乃木のホームページに 

 

「1杯のコーヒーから世界は変わる」

 

って書いてあるじゃん。

 

 ・・・と気づいた方は上級者。コアラのマーチを1個プレゼントしたいくらいですが、確かに矛盾しますよね。

 

でも矛盾していないのです。

 

「毎日の1杯は、確実に世界を変える」が正解です。

 

コアラのマーチを1個買って(1個売ることで)オーストラリアの森林火災は食い止められない。

 

でも、お菓子を通じて、オーストラリアの状況に「目を向けるきっかけ」を作ることはできます。そこから、支援の輪が広がる可能性があるので、私はコアラのマーチを販売することにしました。
 


それが、コアラ基金には、1円の寄付にも満たないかもしれないけれど。

 

 

 

フェアトレードのための行動も、日々の積み重ね。

 

豆乃木自身も、まだまだ生産地に大した貢献もできていませんが、

 

「あなたたちとともにいるよ」

「たくさんのコーヒーがある中で、あなたたちのコーヒーを私は買いたいよ」

 
と言うメッセージが、彼らが安全でおいしいコーヒーを作ろうと言う「生産意欲」くらいにはなっているかもしれません。

 

 

 

それでは、日曜日、コアラのマーチを並べて、皆さんのお越しをお待ちしています。