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バレンタインにちなんだチョコレートのお話

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当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

セイコ社長の【ガチ日記】

2018/02/13

バレンタインにちなんだチョコレートのお話

チョコレートのフレーバーを考えながら、実食!

コーヒーとメキシコが結びつかない、という方も多くいらっしゃるくらいですので、チョコレートとメキシコが結びつかない、という方も、それ以上にいらっしゃると思いますが、チョコレートの原料になるカカオの原産地はメキシコなのです。紀元前2000年頃からメキシコ南部の熱帯低地で栽培されていました。
どうやら当時、カカオは主として、つぶして水に溶かし、薬用や強壮用として飲用されていたようで、コーヒーの起源に通ずる部分も多いです。

マヤビニック生産者協同組合でも、2年ほど前から、組合員で、カカオ栽培をされている方々がおり、ついには、マヤビニックチョコラテ(チョコレート)が販売されるに至っております。
昨年、現地を訪問した際、彼らはカカオの専門家を招き、ワークショップを行うなど、熱心にチョコレートづくりに励んでいました。
私としては、その熱量をもっとコーヒーに注いでほしいという、わがままな思いもありながら、彼らの新規プロジェクトに期待している部分もあり、次回の訪問が待ち遠しくもあります。

さて、長い前置きになりましたが、先日、地元で唯一となる百貨店で開催されている「ショコラフェス」に行ってきました。人の多い時間帯はなるべく避けたいと思い、平日の午後の時間で行ったのですが、それでもたくさんの人がおり、バレンタインというイベントの“圧力”(笑)とチョコレートの威力を同時に痛感いたしました。

私は、気になるいくつかのチョコレートを試食させていただいた上で、2箱を購入しました。自家消費用です。
もともとチョコレートは、好きな方ですが、量もあまり食べられないし、そのおいしさの違いを「甘さ」でしか感じられないという歯がゆさがあります。
そもそも、チョコレートのフレーバーってなんでしょうか。ちなみにコーヒーの世界では、フレーバーホイールを使って、フレーバーの共通認識をはかることがあります(下の図、出典はSCAA)。(ここで言うフレーバーは、フレーバーコーヒーのように香りづけしてあるものではなく、素材のフレーバーのことを言います)

画像が粗くて見づらいのですが、例えば、
大分類で
FRUITY(フルーティー)とあった中に、

中分類で
- BERRY(ベリー)
- DRIED FRUIT(ドライフルーツ)
- OTHER FRUIT(その他)
- CITRUS FRUIT(柑橘)
  
- CITRUS FRUIT(柑橘)の小分類には
  -GRAPE FRUIT(グレープフルーツ)
  -ORANGE(オレンジ)
     -LEMON(レモン)
     -LIME(ライム)

と分類されます。




コーヒーのフレーバーという観点で言えば、さまざまに感知できると思うのですが、チョコレートをフレーバーという観点で理解できないのは、良いチョコレートを知らないからなのではないかと思ったのです。そのため、普段滅多に口にすることのない、ベルギーとフランスのショコラティエのチョコレートを購入し、さっそく食しました。


結局、おいしいチョコレートというのは、余韻がある、ということは理解できたものの、細かなフレーバーを感知することができず、こちらは来年に持ち越し、と言いたいところですが、5月のメキシコ訪問に向けて、チョコレートを少しでも理解した上で、マヤビニックのチョコレートに挑みたいとも思うのです。

近い将来、カカオの原産国であるメキシコの「マヤビニック・チョコレテ」を、皆さんにもご提供できるようになるでしょうか。まずは私自身が、しっかりと判断できる土壌づくりにいそしまなければと思います。

「え、その熱量思いをコーヒーに注いでくれ、と?」

ハイ、確かにその通りですね。


「チョコレートのちっとも甘くないお話」も併せていかがでしょうか?
http://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=635