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「第6章 コーヒーの抽出技術と食器の知識」食器の知識(コーヒークリームと砂糖含む)

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コーヒーマイスターへの道 2022

2022/11/21

「第6章 コーヒーの抽出技術と食器の知識」食器の知識(コーヒークリームと砂糖含む)

第36期コーヒーマイスター養成講座を受講します(28)

「第6章 コーヒーの抽出技術と食器の知識」食器の知識(コーヒークリームと砂糖含む)

皆さん、おはようございます。
本日は第6章「コーヒーの抽出技術と食器の知識」の中でもちょっと異色な存在を放つ、「食器の知識」について、学んでいきます。こちらが良く試験にも出るという情報がありますので、しっかり見ていきましょう。



「第6章 コーヒーの抽出技術と食器の知識」コーヒーの保存 
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1192


[コーヒーカップの歴史]
17世紀頃、ヨーロッパにはコーヒーとともに、トルコ式のコーヒーカップも輸入され始めた
・カップはもともと中国や東洋の茶のカップが原型
・18世紀になると東洋との貿易がさかんになり、日本製の磁気のカップが大流行する

食器の知識

各国の歴史的に有名なコーヒーカップ


・マイセン
 ・発祥時期:1709年
 ・発祥地:ドイツ
 ・特徴:東洋的なモチーフをはじめとする独自の芸術性

 18世紀初頭、時のザクセン国王アウグスト王は富と権力の象徴でもあった磁器の時刻での製造を求めて、錬金術師ベドガーに命令、1709年ヨーロッパ初の白磁の焼成に成功した
 制作方法を外部に漏れることを恐れた王はベドガーを幽閉、1711年に男爵として叙される
 ベドガーは37歳の若さで世を去る

・アウガルテン
 ・発祥時期:1718年
 ・発祥地:オーストリア
 ・特徴:派手さのない、あっさりとした親しみやすいデザイン

 1718年、時期の開発に成功していたマイセンから、オランダ出身の武官が秘宝を取得、全身であるウィーン磁器工房を興す。
 その後王政の危機に伴い、1864年には休窯に追い込まれる。
 しかし、王政が廃止され、名称をアウガルテンに改めて再興する1924年まで各王室の支援を受けて、高品質の磁気製造をおこなってきた。
 今でもハプスブルグ家の紋章が商標に。
 
・リチャード ジノリ
 ・発祥時期:1735年
 ・発祥地:イタリア
 ・特徴:イタリアならではの美的感覚で作られる多彩さ。

 1735年、トスカーナ地方の領主カルロ・ジノリ候爵がフィレンツェ近郊のドッチャに開窯。
 ジノリ男爵は鉱物学に造詣が深く、自ら原材料や彩色を研究。
 1896年に、ミラノ・リチャード社と1956年にはイタリア陶磁器会社と合併、名実ともに、イタリア随意津の陶磁器会社になる。
 1991年には、ボーン・チャイナの分野に進出。
 *ボーン・チャイナとは、原料に牛の骨を焼いた骨灰が30-60%含まれている磁器のことをいう。チャイナは「磁器」のことを指す。

・ウェッジウッド
 ・発祥時期:1759年
 ・発祥地:イギリス
 ・特徴:美しいデザイン実用性、さまざまな質感の生地など。

 
1759年、イギリス中部バーズレムにウェッジウッドカンパニーとして創業。1765年には“クイーンズ・ウェア”との名誉を賜る。
 1796年に創業者、ジョサイア・ウェッジウッドが他界。
 息子のジョサイア2世が磁土に牛の骨灰を50%以上混ぜて焼く「ファイン・ボーン・チャイナ」を製品化。
 鮮やかで透光性に富む質感が好評を博し、名声を不動のものに。

・ロイヤル・コペンハーゲン
 ・発祥時期:1775年
 ・発祥地:デンマーク
 ・特徴:北欧自然を写し取ったハンドペインティング

 
1773年、国内で良質な粘土が発見され、硬質磁器の研究が完成したのがはじまり。
 1775年、王室御用釜となり、後に王室所有となる。
 不朽の名作「フローラ・ダニカ(デンマークの花の意)」は当時の同盟国であったロシア皇帝のエカテリーナ2世への贈り物として制作されたが、皇帝の死により、自国の王室で使われることになった。

・ヘレンド
 ・発祥時期:1826年
 ・発祥地:ハンガリー
 ・特徴:色鮮やかで、東洋のエキゾチシズムのあふれる絵柄

 
1773年、国内で良質な粘土が発見され、硬質磁器の研究が完成したのがはじまり。
 1775年、王室御用釜となり、後に王室所有となる。
 不朽の名作「フローラ・ダニカ(デンマークの花の意)」は当時の同盟国であったロシア皇帝のエカテリーナ2世への贈り物として制作されたが、皇帝の死により、自国の王室で使われることになった。


[カップ&ソーサーの選び方]
・柄や形だけでなく、手に取って感触や大きさなどを確かめてから買う
・一方が破損しても、一方だけを買える「オープンストック方式」があるものが万が一のときに便利

[食器の洗い方]
・水分を吸収しやすい陶器と、水分を吸収しない磁器にわけ、中性洗剤を使い、できるだけやわらないスポンジでやさしく洗う

・スチールウール、タワシ、クレンザーは傷になるので禁物
・洗う際に、食器同士がぶつかって破損しないように大きさや種類にわけて2~3個ずつゆっくり洗う

[汚れや茶しぶの落とし方]
・まずは塩やレモンをつかって落とす
・それでも落ちない場合は漂白剤を薄く溶き、しばらく浸す。その後洗剤で洗い、ぬるま湯ですすいで熱湯をかけて水切りをよくする



最後に、「コーヒークリームと砂糖」については、以下にポイントをまとめて、第6章を終わりにします。

「コーヒークリームと砂糖」編の重要なポイント

[クリーム編]
・クリームには液状と粉末状のものがある

コーヒーに合うクリームの条件
1 コーヒーの風味を損なわない
2 コーヒーへの分散がよい
3 フェザリングを起こさない


◎フェザリングの原因
1 クリームが古くなり、劣化が進んだため
2 コーヒーの温度が高すぎ(90℃以上)、またはクリームを冷やしすぎたため
3 コーヒー自体の劣化


[砂糖編]

・砂糖とカロリー
 コーヒー1杯のカロリーは約4kcal。グラニュー糖を6g加えると約20kcalになる。

いよいよ最終章第7章「コーヒーの科学と健康」にはいりましょう。

これまでの学習内容の振り返り


「第1章 コーヒーマイスター」前編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1122

「第1章 コーヒーマイスター」後編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1123

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」1部
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1128

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」2部 コーヒーの栽培
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1127

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」3部 カフェの歴史(1)イギリス・フランス編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1129

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」3部 カフェの歴史(2)イタリア、ウィーン・ドイツ編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1130

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」3部 カフェの歴史(3)アメリカのコーヒーハウス編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1132

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」⑤ カフェの歴史(3)日本のカフェ
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1138

「第3章 コーヒーの生豆」①コーヒー生豆とは何か
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1141

「第3章 コーヒーの生豆」②コーヒーの品種
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1149

「第3章 コーヒーの生豆」③コーヒー生豆の生産処理」
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1158

「第3章 コーヒーの生豆」④ コーヒー生豆の生産処理 (2)
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1161

「第3章 コーヒーの生豆」⑤ コーヒー生豆の見分け方
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1163

「第4章 コーヒーの栽培・生産過程(1)」
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1167

「第4章 コーヒーの流通経路」
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1169

「第4章 コーヒーの国際取引」(1)
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1174

「第4章 コーヒーの国際取引」(2)
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1180

「第4章 コーヒーの国際取引」(2)
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1180

「第4章 スペシャリティコーヒーの登場」
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1181

「第4章 サステナブルコーヒー」
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1182

「第5章 コーヒーベルトの国々」①中・南米・カリブ編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1184

「第6章 コーヒーの抽出技術と食器の知識」①おいしいコーヒーを淹れるには ②コーヒーの挽き方
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1189

「第6章 コーヒーの抽出技術と食器の知識」⑶ コーヒーと水
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1191

「第6章 コーヒーの抽出技術と食器の知識」コーヒーの保存 
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1192


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【自己紹介】
・静岡県浜松市生まれ
・青年海外協力隊3カ国経験
・28歳で慶應義塾大学SFC入学 ・卒業後、株式会社豆乃木を2011年に創業
・現在第12期目
・趣味はYouTube鑑賞 (好きなYouTuberはライクサタデー、メインハイ、2か月のパパ)

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