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「第2章 コーヒーとカフェの歴史」③カフェの歴史(2)イタリア、ウィーン・ドイツ編

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コーヒーマイスターへの道 2022

2022/08/22

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」③カフェの歴史(2)イタリア、ウィーン・ドイツ編

第36期コーヒーマイスター養成講座を受講します⑧

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」③カフェの歴史(2)イタリア、ウィーン・ドイツ編

祈りをささげる先住民の生産者たち

皆さん、おはようございます。

「第1章 コーヒーマイスター」前編・後編、そして「第2章」1部、2部、3部をご覧の上で、こちらの記事にお入りください。



「第1章 コーヒーマイスター」前編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1122

「第1章 コーヒーマイスター」後編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1123

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」1部
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1128

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」2部 コーヒーの栽培
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1127

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」3部 カフェの歴史(1)イギリス・フランス編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1129


第2章の章立てについてはこちらのブログにてにてご確認ください。

本日は第2章の最後のパート、「2-4 カフェの歴史」の中の(2)イタリア、ウィーン・ドイツ編について、ともに学習していきましょう。

2-4-3 イタリアのカフェ

観光地化したイタリアのカフェのエスプレッソマシンの普及

・地中海貿易を通じて、頻繁にイスラム圏との交流があったイタリアでは、1645年にはすでにカフェは存在していたと言われている。

記録に残る最初のカフェは1683年のヴェネチアで開業、その後18世紀半ばにかけてイタリア各地にカフェができる

ヴェネチアに「フローリアン」「クアドリ」、ローマの「グレコ」

・イタリアの栄光時代に陰り。カフェはゴシップと賭け事がつきものだった。

カサノヴァ『回想録』:18世紀、ヴェネチアのカフェ生活を体現、色事師、詐欺師、数学者

カルロ・ゴルドーニの喜劇『ボテガ・デル・カフェ(コーヒー店)』


・19世紀、イタリアはヨーロッパ知識人や芸術家の観光地

有名店にゲーテ(ドイツの詩人)、バイロン(イギリスの詩人)、スタンダール、ワーグナー、メンデルスゾーンなどが訪れ、「グレコ」などは外国人による芸術カフェの様相を呈していた

・次第にカフェは「バール」の形態

・1901年ベッツェラが発明したエスプレッソマシンがカフェに普及

2-4-4 ウィーンのカフェ、ドイツのカフェ

ドイツは家庭でコーヒーを楽しむ習慣に

【ウィーン】
・1683年、トルコ語が堪能だったポーランド人コルシツキーが軍事的勲功(くんこう)によって、トルコ軍が残したコーヒーの生豆が与えられ、市内に「ブラウエンフラッシュ」(「青い瓶」の意味)というカフェを開業。

・この成功をきっかけに一八世紀前半に相次いでカフェが開業、市民生活に浸透。(これは創作話の説)

・カフェには閲覧できる新聞、ビリアードを備える

・名物クロワッサン(キプフェル)が定番化

・18世紀末、ナポレオン占領時代には一時期低迷、続くビーダーマイヤー時代は再び隆盛に向かう

・流行したワルツとともにカフェはウィーンの象徴

【ドイツ】
・17世紀後半のドイツは、三十年戦争の後遺症に苦しみ、カフェの土壌となる市民社会の形成が遅れていた。

・1679年にハンブルク、1694年にライプツィヒ、そして1721年にはベルリンにそれぞれ最初のカフェが開業

・他のヨーロッパ諸国ではコーヒーは主に男性の飲み物であったのに対し、ドイツでは、女性が家庭で午後のコーヒーを楽しむ「コーヒー・クレンツヒェン」という集いが盛ん

J・S バッハが作曲した「コーヒー・カンタータ」に、この時代の女性たちの“コーヒー熱”に対する男性の困惑ぶりが描かれている

・18世紀、コーヒーは市民社会に浸透、1777年のプロイセンのフリードリッヒ大王の布告に代表されるように、外貨流出の元となる、輸入贅沢品であるコーヒーへの贅沢品であるコーヒーへの生活はドイツ諸邦が最も強く、一般市民はチコリを使用した代用コーヒーに甘んずる状況

・ドイツの統一を達成し、ベルリンが国際都市になった19世紀末、カフェ文化が花開き、表現主義者が集まる「デス・ヴェンテス」「ヨースティ」「ゼツェッション」といったカフェがにぎわった。

20世紀後半にはコーヒーの消費量も増大を背景に「エドショー」「ヤコブス」「チボー」といった焙煎業者が、カフェ・チェーンを展開していく

同じヨーロッパでも都市や歴史背景によってカフェの役割や普及の仕方が異なるのはとても興味深い点です。
ああ、やっぱり世界史勉強したい!!

さて、次回はいよいよカフェ編の最終回となります。

参考:日本スペシャルティコーヒー協会より配布された教材資料

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【自己紹介】
・静岡県浜松市生まれ
・青年海外協力隊3カ国経験
・28歳で慶應義塾大学SFC入学 ・卒業後、株式会社豆乃木を2011年に創業
・現在第11期目
・趣味はYouTube鑑賞 (好きなYouTuberはライクサタデー、メインハイ、2か月のパパ)

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