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【メキシコ滞在記 2014年3月】 今年の豆の入荷に関して(メキシコ3日目)

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News & Columns お知らせ

当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

杉山世子の【メキシコ滞在記】

2014/03/22

【メキシコ滞在記 2014年3月】 今年の豆の入荷に関して(メキシコ3日目)

2014年3月のメキシコ滞在記(Exblogからの転載です。)

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3日目は午前10時にサンクリストバルの町のはずれにある
マヤビニックの組合事務所に向かいました。時差ボケのために一睡もしないまま・・・

出発前に聴いていた状況(こちらを参照)を、実際この耳で確かめないと!そう思って結構が気合い入ってました。


結果的には、
「こちらが希望するオーガニック豆を確保できる確約は今のところできない」
という厳しい現実・・・

理由としては、マヤビニックは、サビ病等の事情により今年例年の40%(104トン)の収穫しか達成しておらず、それらはすでに売約済みとなっているため。
売約済みとは、どういうことかと言うと、半自動的に毎年契約更新で取引しているバイヤーが優先、弊社のように自社単独では初の取引、これまでの共同輸入でも2年に1度のため
(2013年は輸入を見送っている)、収量が減った今季は、対応できない、ということ。

マヤビニックには日本に限らず、アメリカ、スイスに根強いマヤビニックを支持するバイヤーがいます。
アメリカのバイヤーはフェアトレードの豆を専門に扱っているロースターのグループで、年間50トンをマヤビニックから購入しています。

弊社も、時間をかけて、まずは年間17トンほどの豆を、コンスタントに仕入れる基盤を作っていきたいと思いつつ、このような「非常事態」には、信頼関係こそがカギ。今回、それを痛烈に思い知りました・・・これも収穫でしょうか。

今後のことですが、ひとまず高地の収穫が完全に終わる4月まで組合が組合員である農家さんからの豆の集荷を待ち、こちらに販売できるだけの量が確保できるのであれば、サンプルを送っていただき、豆の状態を観察した後、OKであれば、そのまま出港手続きに進みたいと思っています。

先が見えず、意気消沈しましたが、おいしいローカルフードを食べてパワーチャージしました。
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