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豆乃木がなる日 Story of mamenoki 起業後10年

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豆乃木がなる日 Story of mamenoki 起業後10年
豆乃木は2021年10月20日で、10歳になる。
コロナ禍で、コーヒーを求める方が増えたためか、当社も毎日コーヒーの出荷に追われている。
今日のように、月曜日は、週末からの注文がたまっており、スタッフはまるで、何かの競技者になったかのように、狭い作業場の中で、両手をフル回転させて出荷に当たっている。


こんな日が来るなんて、数年前は想像できなかった。


10年前、わたしはひとりで豆乃木を立ち上げた。
しばらくずっとひとりだった。
その後、助っ人の力を借り、5~6年、踏ん張った。
はっきり言ってうまくいかないことばかりだった。
特にはじめの2~3年は悔しい思いしかしてこなかった。
とにかく惨めだった。
誇れるものはなにひとつなかった。
お金がまわらなくなった。
人にお金を借りたこともあった。
月末が来るのが怖かった。

でも不思議なことに、
一回もあきらめたことはなかった。
やめようと思ったことはなかった。



起業して10年。
今、ようやく、自分がやりたいことが、少しずつ形になってきた。
ひとつ転機を上げるのであれば、浜松に拠点を移したこと。
同級生とその家族の力を借りて、浜松で再スタートを切ったあの日。
(詳しくは「豆乃木がなる日 Story of mamenoki そして浜松へ」

浜松に移転してからも、最初の頃は、まったくと言っていいほど、忙しくなかった。
15時をすぎると、同級生のふたりの子どもたちと、近所にある学校の校庭や、近くの浜辺で遊ぶ時間があった。

当時、浜松にいながらにして、月の3分の1は県外を飛び回っていた。
シゴトのようで、シゴトじゃないようなことをしながら。
シゴトにつながればよいと思いながら。

「何をしているかよくわからないが留守がちな私」の不在をカバーしてもらうために、同級生の「ママ友」がスタッフとして仲間入りしてくれた。
それが2年半前のこと。

つい最近まで、3人だけの職場だった。
同世代の女3人。
他愛のないことで、よく笑った。
根がまじめで、心配性なアヤコと、平和主義で調和を愛するユウと、気分屋でガサツな私の3人。

一度だけ、わたしが何かに腹を立て、怒って、すごく気まずい時間が生まれたことがあった。
気まずさが払しょくできぬまま、週をまたぎ、「話し合おう」ってことになって、テーブルについた途端に、ふたりが泣きながらそれぞれの思いを話をしてくれた。
私は、虫刺されでできた瘡蓋(かさぶた)をいじりながら、反省して、同時にふたりの誠実さに感謝した。


あの日・・・。


あの出来事は、今では笑い話だけど、ふたりがいてくれて本当に良かった。
豆乃木にとって、間違いなくなくてはならない存在だ。

1年とちょっと前に、大学生のインターンが来ることになった。
ほぼ同年代で調和のとれた3人の職場の中に、突如、約20歳、年の離れた女子大生が入ることになった。
真面目そうな「女子大生」はすぐに仕事を覚えて、要領よく、テキパキと立ち回ってくれた。
何よりも私たち「おばさん」にしっかりと「対応できる」点で、とても優秀だった。
意外と人見知りなところのあるアヤコのことを「親分」と慕い、「親分」に従順な「シャテイ(舎弟)」となった。
それが「おさき」だ。

そう、アヤコと言えば。
以前にひょんなことから、「マヤ暦鑑定」を受けた話をしたことがあったのだが(「豆乃木がなる日 Story of mamenoki 起業後7年」)そのあと、さらに深く鑑定をしてもらったところ、アヤコはわたしにとっての「ガイド(導く人)」だと言うのだ。(反対に、私もアヤコにとっての「ガイド」だということが判明)。

たしかに、豆乃木を構成するメンバーのほとんどは、アヤコが連れてきてくれた。
最初にユウ。
そしてユウのお姉さんも、表には出ていないが、裏方として大きな役割を担ってくれている。
さらに、今年の10月から、もうひとり、アヤコを介して豆乃木に新メンバーがやってきてくれた。
来週さらにもうひとり。
そして来月にも。

全部、きっかけはアヤコだったりする。

アヤコの「ママ友」・・・
アヤコの知人の友人・・・
アヤコの子どもの習字の先生の紹介・・・

恐ろしいガイドだよ。

アヤコとユウと3人で、晴美(近所の定食屋さん)でラーメンを出前して、わちゃわちゃ動画撮っていた時代が懐かしくもあるが、今、まさに、豆乃木がもう一歩前に進むべきときがきたのだと思う。

アヤコ、ユウ、おさき。
そして新しい仲間とともに、これからの1年はどんな1年になるだろうかと楽しみでならない。

何よりも、いつもご利用いただいているお客様に、ストレスなくお買い求めいただける環境を作るための、人員配置になるので、今後も、私たちとともに、コーヒーを楽しんでいただけたら何より嬉しい。