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【メキシコ滞在記 2014年3月】 序・「成田空港より 〜待ち時間で思ふこと」

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当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

杉山世子の【メキシコ滞在記】

2014/03/18

【メキシコ滞在記 2014年3月】 序・「成田空港より 〜待ち時間で思ふこと」

2014年3月のメキシコ滞在記(Exblogからの転載です。)

小学校の頃、スイミングを習っていました。選手育成コースに入っていて、週4回、2時間ひたすら泳ぎ続けていました。それも18:30から20:30のテレビのゴールデンタイム。

観たいテレビが山ほどあったけど、テレビも観ずに練習ばかり。
・・・苦痛でしかありませんでした。

嫌いなはずのスイミング、それなのに、私は練習の1時間前には、スイミングスクールに着き、練習までの時間をプールの外で過ごしていました。たったひとり、プールにつながる階段で、中で練習している人を眺めたり、道路を眺めたり。そうやって、自分の中で、心の準備をしていたのだと思います。

そして今日、やっぱり出発の何時間も前から空港にいました。小学生のときから変わらず、なんらかの心の準備には、長い時間が必要のようです。

今日はあの頃にくらべたらずいぶんと穏やかに、第一ターミナルの定番、出汁茶漬けを食べ、スタバへ移動(偶然、某コーヒー会社のオーナーをお見かけしました!もっと自分の取り組みに自信がついたら、勇気をもって話しかけよう、と今回はお声を掛けませんでした。)

そして今、パソコンを広げ、昨晩から仕上がったような、仕上がっていないような事業計画書を眺めながら搭乗を待っています。

こちらの事業計画書にも、はっきりと、
「2014年7月 初の自社単独輸入による新豆が入港」
と書いてあります。

実際は、なにひとつわかりません。
・サビ病の被害も大きいと聞いているが、果たして、お客さまが納得のいく品質の豆が用意できているのか
・そのための資金は、本当に調達できるのか(そのために事業計画書が必要なのですが)
・仮に、輸入が実現し、理想とするフェアトレードができたとしても、お客さまが本当にそれを求めてくださるだろうか
すべての運命は、豆の品質次第だと思っています。

マヤビニックの持ち味やキャラクターは、私が一番、理解していると思います。それが感じられる豆であれば、すべての迷いは消え、私はこの輸入が成功すると思います。

まだ何もわかりませんが、自社単独輸入は創業からの第一目標です。

コーヒーの業界でも、大企業でなくとも年間何コンテナも輸入している会社はいますが、私にとっては、1本コンテナをひいてくることが、フェアトレードカンパニーを名乗る上で、必要条件だし、今の自分にできる最大の挑戦だと思っています。

ではそろそろ時間です。
今回は大混雑のデルタ航空アトランタ経由メキシコシティ行きです。

心のまま、楽しんでやってきますね!

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