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チョコレートのちっとも甘くないお話 

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イベント

2017/02/18

チョコレートのちっとも甘くないお話

2月18日(土)@高円寺Grain(グレイン)さんで「バレンタイン一揆」上映&トーク

(図:フェアトレードラベルジャパン Facebookページより)


先週のクライネスカフェさんのお話し会に続き、今日はGrain(グレイン)さんでお話させていただき、またその間に、「はままつグローバルフェア」というイベントや、「はままつフェアトレードタウンネットワーク」のミーティングがあったりで、今週はフェアトレードにまみれる、という一週間でした。

「フェアトレードの意義やフェアトレードを必要とする背景」を人に伝える、というのは、本当に難しい。私の理解も足りないのかもしれませんが、いつまでも端的に言い表すことができないままでいます。

そんなときに、部分的ではありますが、『フェアトレードラベルジャパン』さんのFacebookで、フェアトレードの課題と、フェアトレードでできること、が上記のように整理されていました。

こちらを見るとわかるように、チョコレート(カカオ)とコーヒーでは抱えている大きな課題(問題)が違うのですね。

私はコーヒー側の人間なので、コーヒーの事情(正当な対価が払われない等々)はよく理解できているつもりですが、カカオの現場で語られる「児童労働」については、実感をもって、理解できていないという気がしています。

ガーナには行ったことがありませんが、赤道直下のとても暑い国という印象はあります。隊員の仲間でも何人かがガーナに派遣されていて、暑すぎて、日中はまるで仕事にならない、と言っていたことを思い出します。

同じアフリカとはいえ、ジンバブエ、ケニア、マラウイで活動した経験のある私にも、児童労働、というの言葉はピンときません。でもガーナが世界のカカオの生産量80%という背景から、ガーナの児童労働が深刻なのだろう、という想像がつきました。それほど機械化もなされていないであろう国で、世界の80%のカカオを生産するためには、それはそれはたくさんの人手がいることでしょう。

そして今日、Grainさんので行われたツキイチシネマの会で、「児童労働」という漠然とした言葉の裏にひそむ「課題」を、『バレンタイン一揆』というドキュメンタリー映画の中で、感じることができました。

内容は、女子高校生、女子大学生の3名がカカオの生産国ガーナに行き、生産現場で児童労働を廃止する取組みをおこなっているNGOの活動に参加するというものです。映画の製作は児童労働から守るNGO、ACE(エース)によるものです。ACEのサイトには、児童労働のことが詳しく書かれていて、とても勉強になります。私が感じていた、

「家の手伝い、と児童労働の境目ってなんだろう?」

への回答もホームページ上に掲載されています。(http://acejapan.org/childlabour/entrance#q3

映画の中で、ナナさんというガーナ人が、現地で児童労働禁止を訴え、子どもを学校に通わせるように必死で呼びかけていました。
私たちのような「富めるガイジン」が「学校へ行け」「子どもに教育機会を」といくら訴えても、(それは重要なことではあっても)無責任になってしまう。誰がその分稼いでくれるんだ。誰が自分たちの面倒をみてくれるんだ、と。だけど、ナナさんのような現地のキーパーソンが、目先のことではなく、将来を見据え、教育の重要性を説いてまわることで、村の人たちが少しずつ変わっていく。その「少しの変化」が将来の大きな変化につながるのだと思い、地道な活動こそが、とても大切だと痛感しました。

私だって、子どもが涙を流しながら、生きていることを絶望しながら作られるチョコレートなんて、絶対食べたくないけれど、その前に、そんなチョコレートを堂々とお店で売っているのもヤバイし、その利益で高給もらっている人がいたならヤバイぜ。

「自分たちさえよければそれでいいの?」

でも「フェアトレードのチョコレートって品目が限られていて、板チョコばっかりで、贈り物には向かないんだよね」と今日、共に映画を観た方が感想を漏らしていました。そういうことも確かにあるのかもしれないな・・・。