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【2016-DAY7-1】  コーヒーの価格の決め方大公開 

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杉山世子のメキシコ滞在記

2016/03/11

【2016-DAY7-1】  コーヒーの価格の決め方大公開

2016年3月5日から3月14日までメキシコへ行ってきます!

【2016-DAY7-1】  コーヒーの価格の決め方大公開

マヤビニック組合事務所外観(モチーフは蜂)

マヤビニック組合の中で、価格の認識が一致していなかったこともあり、再度、3月11日に事務所を訪れて、調整することになった。
何事もなければ、車で6時間掛けて、パレンケまで遺跡でも見に行こうかと考えたりもしたのだが、やっぱり「予備日」は必要だ。そして、いつまでたっても古代文明に触れる機会がない。

マヤビニックの場合、どのように価格が決まるかと言えば、一応国際相場(NY市場)の流れを汲みつつも、メキシコ国内の事情や、マーケット需要を見て、適切だと思われる価格を組合から提示される。

ポンドあたりの価格をUSドルで提示されるのだ。

例えば・・・

「2.50USD/POUND(1ポンドあたり2.70USドル)でどうだ?」

という具合に生産組合からオファーを受ける。(年によって2.25とか2.95とかオファーの価格は毎回変わります。)

さらにそこから

★オーガニックプレミアム加算 +0.3USD

★フェアトレードプレミアム加算  +0.2USD

とそれぞれにプレミアムを加算することにしている。

すると合計で


「3.00USD/POUND(1ポンドあたり3USドル)」

ということになる。

1ポンドは454gになるので、
1kgで換算するためには、

「3.00USD×2.2026=6.607...USD」

となる。

さらにUSドル→円の換算、現在、1ドル113円のなので・・・

「6.607×113円=746.591円」

すると、生豆1kgあたりの現地買取原価は「746.591円」ということになる。

そこからさらに、運搬費用や海上保険、倉庫管理等々の諸経費を勘案して、日本での販売価格が決まるのだ。


ところで。
マヤビニックが最初に外国に生豆を販売した今から(
10数年前、彼らはコーヒー豆の価格のつけ方を知らなかったという。)
こちらもやはり、国際相場を日々追いかけながら、そして、メキシコ国内での事情をキャッチアップしながら、大体の想定をして、話し合いに向かう。

2015年は、国際相場も高く、さらにマヤビニック組合はサビ病の被害も深刻で、収穫量を大幅に減らしたため、今までで一番高い価格の提示を受けた。それが一年前。
2012年、私がこの仕事を始めて、最初の価格決めのときは、コンテナフィーや保険などを抜きにして、生豆そのものの原価が、1キロあたり500円を超えたら、取引は厳しいのでは?という意見をいただいたことがあった。今ではキロ500円はとっくに超えている。さらに為替に左右されるので、価格変動が激しい。
これまで、彼らの提示に対して、値下げを求めたことはない。価格の根拠を示してもらうことはするけれど、異論を唱えたことはない。
それは、マヤビニック組合に関して言えば、収穫量が限られていることもあり、売り手市場であるこも。と
さらに、意表を突かれたり、あり得ない!と言って突き返さなければならないような価格提示を受けたこともなく、お互いにいつも、気持ちよく合意できていると思う。

今回も、彼らの提示を受け容れたのだが、その代わり、品質等、しっかりと要求もする。欠点豆の含有率や、輸入の際のパッケージングから、麻袋へのプリントの内容といった細かいことも含めて。

最終的な契約書はまだ交わしていないため、詳しくは書けないけれど、2016年も双方、納得のいく価格に落ち着いた。
日本のお客様にも、昨年のように値上げをお願いするような事態は避けられたと、ほっとしている。

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かつてのブログに書き記してきた滞在記も少しずつ転記しています。
ものの見方やコーヒーに対する視点・考えなども、今からみるとかなり違和感のある文章もありますが、それも含めてお読みください。
http://www.hagukumuhito.net/news/?mode=list&cat=10&&page=3

旅の写真はFacebookにて随時アップする予定です。
https://www.facebook.com/mvcoffee/