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【2016-DAY3-2】 サンクリストバルに根付く組合直営カフェ、再訪

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News & Columns お知らせ

当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

杉山世子の【メキシコ滞在記】

2016/03/07

【2016-DAY3-2】 サンクリストバルに根付く組合直営カフェ、再訪

2016年3月5日から3月14日までメキシコへ行ってきます!

【2016-DAY3-2】 サンクリストバルに根付く組合直営カフェ、再訪

リニューアルしたカフェテリア

タクシーのドライバーに待っていてもらい、宿で大きなスーツケースだけを預けると、そのままマヤビニックカフェへと向かう。ルイスと10:30に待ち合わせをしていたからだ。
ルイスは唯一英語が話せるため、いつも交渉の窓口になってくれている。さらに、非組合員でありながら、組合創立の1999年以来、変わらぬサポートをし、組合や生産者からの信頼も大きい。

約束の時間ギリギリで到着、店内へ入ると、なにか様子が違う。

カフェが増床していたのだ。

エメラルドグリーンを基調としていた店内が、山吹色に塗りかえられていて、より重厚感のある店構えになった。以前のような「産地直結のコーヒーショップ」という雰囲気から、「コーヒーサロン」へと構えを変えているように思えた。
改装してから2か月ほどしか経っていないということで、まだ「固まっていない」感じはするけれど、着実にマヤビニック生産者協同組合直営のこのカフェテリアは、サンクリの街に根付いていることは実感できる。

カフェのスタッフも男性陣は健在。挨拶を交わす。ルイスからあらかじめ依頼されていた日本からの救援物資(今回はHario V60 のサーバー&ドリッパーのセットを3セット、さらに、細口の電気ケトルやサイフォンのフィルター、10kgと2kgのスケールなどなど)を見せると、興味津々。皆、すっかりコーヒーマンになっているせいか、器具を見るとわくわくするみたい。

日本製のコーヒー器具はここサンクリストバルでも人気があって、スローカフェをコンセプトにした競合店でも、Harioのボルケーノ(ケトル)やV60を見掛ける。サンクリストバルでは売っていないので、メキシコシティに行かなければ買えないはずで、当然、金額も高くなる。
ひとまず文字通り、荷が下りて、ルイスの到着を待ってから、少し離れた組合の事務所へと向かう。
ここからが本来の目的、「買付け」が始まる。

ちなみに、事務所でのミーティングが明け、時差ボケの影響か夕方から20時くらいまで眠りにおちてしまった。するとカフェの店長であるフェルミンから、
「いつ器具の使い方の説明はしてくれるの?」
と催促が。
ハンドドリップに便利なHarioのタイマー付スケールの使い方をレクチャーしに、カフェに戻り、私も自らコーヒー一杯を淹れる。コーヒーの抽出温度の話を交えながら。(もともとサンクリストバルは標高が高いので沸点が低く90度ほどだという。)

自分で淹れた一杯のコーヒー。これがなかなかとおいしくって、思わず、「おいしいでしょ?」と日本語で話掛けちゃうほど。


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かつてのブログに書き記してきた滞在記も少しずつ転記しています。
ものの見方やコーヒーに対する視点・考えなども、今からみるとかなり違和感のある文章もありますが、それも含めてお読みください。
http://www.hagukumuhito.net/news/?mode=list&cat=10&&page=3

旅の写真はFacebookにて随時アップする予定です。
https://www.facebook.com/mvcoffee/