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【DAY35】 お別れのとき 

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杉山世子のメキシコ滞在記

2014/08/29

【DAY35】 お別れのとき

研修旅行13日目~豆乃木杉山は8月下旬の2週間、産地を離れてコーヒーの研修に出かけています

【DAY35】 お別れのとき

ステイ先最後の日の朝を迎えた。
いつものように、少しの湯量でシャワーを浴びると、体をタオルで包みこんでもまだ冷える。急いで服を着て、荷造りを済ませた頃部屋をノックされる。

朝ごはんの合図。

たった5日間すごしたステイ先だけれど、そこにはたくさんの愛情があって、キャラクターがあって、泊まった部屋、屋上のテラス、映りの悪いテレビのある食卓・・・それらへの愛着は、とっくに感じている。

朝はパンケーキ。ふわふわの生地は、「本当の母親」の作るパンケーキよりも軽くておいしい(母、ごめん)。
スペイン語学校での最後の授業が迫っていたけれど、心なしか、食べる速度がゆっくりになってしまう。




私が通っていた小中学校は、毎学期、毎学期、転入する子と転出する子が学年に数人いるような学校だったから、仲の良かった子も、次の学期には、よその県へと移っていく、なんてことは何度もあった。
仲が良かったのに、些細なことで喧嘩をして、そのままお別れしてしまった子もいたし、小学校6年生のときに大好きだった男の子は、卒業と同時に遠くの県へ引っ越してしまった。(一度くらい手紙の交換をしたかしら、それさえも覚えていない。)
低学年のときは、学級会の中で「お別れ会」があって、お別れしていく子に、ひとりひとり手づくりの物を作って手渡していた。
そんな小中学校で9年間を過ごした私は、いつも見送る方だったので、見送られるのは、あまり得意じゃない。

食事を終えて、身支度を整えると、私は大きな荷物を背負ってリビングへ。スペイン語を1週間集中して習ったところで、「ありがとう」の一言しか出てこない。もっとお話がしたかったよ。また仕事で来るときは、ホームステイさせてね、とか、言いたいことはたくさんあったけど。
・・・感謝の気持ちは、言葉以外でどうやって伝えたらいいんだろう。

ビッグママ(ステイ先のお母さん)とハグ&チークキス。予定にはなかったけど、やっぱり涙がほろり。言葉にできない気持ちが涙になる。哀しくって涙が出るんじゃなくって、伝えきれない感謝の気持ちが、瞬間であふれた。


またここに大切な人との出逢いがあって、その分だけ、その場所や、その国を好きになる。そうやって大切な場所がどんどん増えていく。